交通事故による障害の中でも対応が難しい耳鳴りやめまい
交通事故は非日常的衝撃を肉体的、精神的に加えられるものです。
したがって、交通事故による身体的症状は多岐にわたります。
そのなかでも、原因と因果関係の特定や病名診断が難しいものが、交通事故後に引き起こされる耳鳴りやめまいです。
もちろん、どこかに異常が発生しているから、耳鳴りやめまいが起きるはずなのですが、現代医療のさまざまな検査方法を用いても、異常個所が判明しない、もしくは治療しても改善が見られない場合もあります。
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交通事故後の耳鳴りやめまいは、他に頭痛や吐き気を伴うバレ・リュウ症状型のむち打ち症が主に考えられます。
バレ・リュウ症状型のむち打ち症は頚椎の神経や交感神経の緊張から、椎骨動脈の萎縮によって、脳の底部に血流障害を引き起こしている状態です。
別名、後部交感神経症候群とも言われています。
検査で判明せず、診断に時間がかかるものの一つです。
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耳鳴りやめまいは共通の原因を持つ場合と別々の原因を持つ場合があります。
耳鳴りの原因は上記のバレ・リュウ症状型のむち打ちの外に、側頭骨の骨折、内耳震(振)盪症、中耳障害、外リンパ瘻があげられ、耳鳴り単独の場合とめまいなど他の症状も出ている場合があります。
余談ですが、ひどい耳鳴りは他人から聞こえるそうですよ。
といっても、かなり近づかないと分からないようですが、ご存知でしたか?
また、耳鳴りは健常者でも見られる症状で、耳鳴りがあってもそれほどストレスに感じていない場合は特に治療しないようです。
交通事故後は神経質になってしまうことも多く、普段からあった耳鳴りが、交通事故により、気になりだすといったことも考えられます。
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めまいの原因は耳の異常か脳の異常、貧血や高血圧、低血圧、自律神経失調などの精神的なもの、さらに、更年期障害とさまざまです。
交通事故によるめまいは耳の異常か脳の異常、事故のショックによる精神的なものというところでしょう。
耳は聞こえのみならず、体のバランスを保つのに必要な器官であるため、めまいの発生元となりえます。
耳鳴りとあわせてめまいが起こる場合があるのも納得できますね。
耳鳴りやめまいの原因は多岐にわたるため、特定が難しいものです。
原因がわからないと、精神的なものでしょうといわれることがありますが、精神科での正式な診断でなければそのままにせず、他の病院の受診や受診科を変えるなどをしてみましょう。
あいまいな診断は交通事故による保険金がもらえないといったことを招きかねません。
交通事故後、耳鳴りやめまいを感じたならば、まずは整形外科を受診し各種検査を受けてみましょう。
むち打ち症に起因するものなどはここで判明する場合もあります。
その次は脳外科でしょうか。
頭蓋骨骨折などないか見てもらうことができるでしょう。
そして、耳鳴りやめまいは耳の異常に共通する症状であるため、耳鼻科の受診もしてみましょう。
それでも判明しなければ、内科の受診も一つの手です。
交通事故に起因する場合、内科で判明することは多くありませんが、消化器異常を伴っている場合、精神的なものという診断の裏づけにもなりえます。
精神科の受診はこれらのかの受診が終わってからをお勧めします。
他の科では判明しなかったということが、精神科の診断材料になります。
このように耳鳴りやめまいの完治を目指すには、受診の手間隙を惜しまないことがポイントです。
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