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犬の腫瘍(ガン)
腫瘍(しゅよう)にはゆっくり増殖して他の器官などには転移しない良性腫瘍と、
一気に増殖し他の器官に転移する悪性腫瘍、すなわちガンとがあります。
犬は比較的ガンにかかりやすい傾向があり、人間同様に高齢犬ほどガンの発症率は高く、
老齢犬の死亡原因の第1位となっています。
8歳以上の犬を飼っているなら健康管理には特に気を配る必要があるでしょう。
ガンの原因としては化学物質やホルモン、遺伝、ウィルスなど、さまざまなものがあげられますが、
いまだに原因を特定することができません。
ガンの対策としては、できるだけ早く発見し、的確な診断と治療をうけることが重要です。
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犬の乳腺腫瘍(乳がん) にゅうせんしゅよう
犬の腫瘍で圧倒的に多いのが乳腺腫瘍です。
乳房(乳腺)にできる腫瘍には、良性と悪性(乳ガン)がありますが、乳がんである確率が高く、高齢のメスには特に気をつけたい病気のひとつです。
スキンシップをかねて胸・わきの下から下腹部・内股をなでて、小さなシコリなどができていないか調べましょう。
【症状】 乳房、いわゆる乳腺組織にシコリができるのが唯一の症状。
5〜7対ある乳腺部にシコリができ始め、胸・わきの下から下腹部・内股まで広がる乳腺のあちこちにできる多発性であることが多く、シコリの大きさや硬さ、数はさまざまです。
腫瘍は、急速に大きくなる場合もあれば、ゆっくり数年かかって大きくなるものもあります。
乳がんの場合には、急速に大きくなる傾向があります。
【原因】 雌(メス)性ホルモンの関与を重視する研究もありますが、明確な原因をあげることはできません。統計的には出産経験が多く10歳前後のメスの発生率が高いという報告もあります。
【予防】 1歳前後で避妊手術(卵巣の切除)を受ければ発生する確率は極めて低くなります。
2歳半をすぎると、避妊手術を受けても乳がんの発生率に差がないという報告もあるので、特に子供を産ませるつもりがないなら、早めに避妊手術を受けましょう。
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